BTCは関税後楽観なのか?ビットコイン来週の展望【4/6-4/12 Bitcoin】

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トランプ大統領による追加関税の詳細が4月3日に発表されて以降マーケットでは暴落が続いた一方で、ビットコインは買い支えられて堅調な状況です。しかし、現状の82000ドルが底となることは考えられず、暴落へ向けた警戒を続ける必要があります。

ビットコイン週の展望

2025年4月6日から2025年4月12日までのBTC想定価格レンジ

来週のビットコイン想定価格レンジは73500ドルから87300ドルの間で推移する想定でいます。

4月3日にトランプ大統領による世界各国への関税詳細が発表されて以降、株式市場は暴落となりましたが、一方でビットコインは一旦上に振った価格が全戻し下落しただけで堅調の様相となりました。

これについては、暴落に備えていた多くのトレーダーが肩すかしをくらう形になったかと思いますが、以前からお伝えしている通り、ビットコインが次のバブル前までに達成する調整価格目標は73900ドルのため、目先の底の固さに安心せず、暴落警戒を続けるべきと言えるでしょう。

意図的な買い支えがあり、目先相場が予測しづらい状況

先週の88500ドルへの上昇や、その後の暴落でも81000ドル台で下落が止まって8万ドルを割らなかったBTCの底堅さはビットコイン古参勢も想定できない異様な値動きだったと思います。

そのため、来週も買い支えられる可能性は高いですが、トレーダーとしては暴落の懸念が強い状況において、うかつにロングせず暴落に備えるのが正解と言えるでしょう。

ビットコインは中期的な調整目標の73900ドル下落に備えよう

ファンダメンタルズは後付けに過ぎない

私の個人的な予測となりますが、BTCの中期的な調整目標は73900ドルであり、バブル開始前にこの価格まで下落する必要があると思っています。

先週8万ドルすら割れずに買い支えられたことを理由に想定を変更するかというと、そうでもなく、むしろ今後近いうちに追加のネガティブファンダが控えており、「まだ8万ドルを割れる時ではないから、先週は買い支えられた」という見方をしています。

中期ロングは73800ドル、75800ドル付近で指値しておこう

短期トレードにおいては、今は軽くショート(ただし、上凸に気を付けながら)を保持しながら、ロングは73800ドル、75800ドル付近で指値しておくと確実に利益を得られるでしょう。

直近ではこれまでの3か月間と違い、予測しづらい値動きが続きますが、こういった急に予測しづらい値動きに変化した後は爆上げにつながることも多いです。

爆上げの前にはだいたい一旦急落してロングをロスカットさせにきますので、現状でロングしすぎて急落時にロスカットしてしまわないように準備しておきましょう。

トランプ大統領はリーマンショック級の世界恐慌を引き起こしたいのか

DJIダウのチャートを見ると、まだ上昇トレンドの範囲

メディアでは、トランプ大統領は間違いだ!関税は間違い!世界恐慌を起こすつもりか!といった形でトランプ悪い悪い連呼がされています。

しかし、直近1年間のアメリカ株式市場は元々買われすぎであり、既に暴落が警戒される状況だったとも言えます。

例えば、イーロン・マスク氏のテスラ社の時価総額は一時200兆円を超えていました。当時のトヨタの時価総額が40兆円程度でしたので、自動車一筋で50年以上世界で一流の車を作り続けてきたトヨタ車の時価総額を新興のガジェットレベルの車しか作れないテスラが5倍も上回る状況が異常すぎました。

半額になった今でも、時価総額は100兆円規模で、米国株が日本株よりも資金が大規模に流入する補正を考えても、まだまだ高すぎると言えます。

これについて、トランプ大統領の発言次第で相場をコントロール可能な状況下で適切に調整させておくことは、メディアが主張するほどネガティブではないのかもしれません。

トランプ大統領による相場爆益を期待していたトレーダーにとっては大迷惑ですが、トランプ氏は「手術で回復させる」の発言をしており、想定内の様子です。

NewsPicksのトランプ大統領政策分析動画を見て見よう

このあたりの事情について、NewsPicksが発信している以下の動画が参考になります。

「世界恐慌の可能性は…」2025年米国株の行方を大予測。トランプ政権はアメリカを景気後退に導くのか?(エミン・ユルマズ、上念司、馬渕磨理子)TheUPDATE

動画においては、トランプ大統領は就任後1年間は相場の不調をバイデン政権のせいにできる、といった説明がなされています。

この外人アナリストの説明は、私も「おぉ、なるほど」と大部分で納得感のある解説でした。

まとめ

トレーダーは、もう一段の相場下落に備えよう

ビットコインの中期調整目標は73900ドルです、

ここまで下落したときにうろたえてロスカットするのではなく、ロングで買い向かっていきましょう。

そのために、今から少量で無理のない範囲でショートを持っておくと、ショートの利益でより強気にロングを買っていけます。

ビットコインバブルは必ず訪れる

トランプ大統領の想定内相場下落が完了すれば、その後は意図的にプラスファンダがブチこまれて相場が大上昇することも考えられます。

その際、同時に金利を下げる動きが実現すれば、文句なしに相場はバブルへ突入するでしょう。

トレーダーは、このように中期的な展望をキメてからのポジション調整をしていく必要があります。

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