仮想通貨って24時間取引できるの?初心者が抑えるべきポイント

仮想通貨

仮想通貨は株式売買とは異なり24時間取引をすることができます。その他ニューヨークタイムに価格変動が大きくなるなど時間帯ごとに特徴があります。この記事では、仮想通貨の取引時間帯について解説していきます。

仮想通貨って24時間取引できるの?

仮想通貨はいつでもトレードできる

仮想通貨トレードは株式売買とは異なり、24時間取引をすることができます。これは、主要な取引所が24時間取引に対応していることが理由となります。

FX(為替証拠金取引)トレードをしている方は、FXと同じように考えれば仮想通貨トレードの実際が想定しやすいと思います。

しかし、FXは土日は取引がお休みとなるため、仮想通貨はさらに「いつでも取引できる投資対象」と言うことができます。

投資対象ごとの取引時間比較

日本国内においては、投資対象ごとに以下のような取引時間の違いがあります。

  • 日本株(東証株式市場)・・・朝9時から午後3時30分まで
  • FX(為替証拠金取引)・・・平日のほぼ24時間取引可能
  • 仮想通貨・・・土日や年末年始を含む24時間取引可能

このように、仮想通貨の取引は24時間365日いつでもトレード可能であることがわかりますね。

休むヒマが無いかもしれませんが、チャンスもあります。トレーダーの腕次第でポジティブに捉えることができるでしょう。

投資対象の発行主体が異なる

取引時間が異なる理由は、投資対象の発行主体が異なることに起因します。

日本株の売買においては、東証株式市場において取引が行われるため、
東証が決めたルールである朝9時から午後15時30分まで株式の売買をすることができます。

一方で仮想通貨は、発行主体が存在しないことがアイデンティティのようなもので、
ビットコインで言えばサトシ・ナカモトが考案している一方で、コインの発行は初回2100万枚で固定されており追加発行は無く、運用は世界中のコンピューターが連動する「ブロック・チェーン」という分散管理の仕組みで動いています。

そのため、誰か偉い人がルールを決めるわけではない=特にルールが定められずに24時間365日自由に取引できる、ということなのですね。

世界の取引所を比較してみよう

ここで、さらに視野を広げて世界の取引所と営業時間を比較してみましょう。これがわかると、FXや仮想通貨取引が24時間可能である理由が納得できます。

世界の主要取引所には時差がある

世界の主要取引所は米国、欧州、日本の3か所となります。

それぞれ時差があり、日本と米国には13時間ほどの時差、日本と欧州には6時間ほどの時差があります。

世界の株式市場

株式市場だけで見ると、この3カ国の取引時間はそれぞれ以下のようになっています。

  • 日本(東京)・・・9時から15時30分(6.5時間)
  • 米国(ニューヨーク)・・・22時30分から翌朝5時(6.5時間)
  • 欧州(ロンドン)・・・16時から翌2時(10時間)

思ったより世界の時差が大きいことがわかりますね。特に日本は「極東」と呼ばれるように地理的な距離が欧米から見て大きく、「日出づる国」であるため開始が一番早いことがわかります。

FX(為替証拠金取引)

通貨取引における世界3拠点の取引時間帯はそれぞれ以下の通りです。

  • 日本・・・8時から16時(8時間)
  • 米国・・・21時から翌朝6時(9時間)
  • 欧州・・・16時から翌2時(10時間)

世界各国の株式市場における取引はその国の取引所の運営時間帯にしか売買できませんが、
通貨においては世界共通のマテリアルが現物で取引可能ですので、その点が株式売買とは異なります。

よって、通貨の取引は、時差を利用して世界各国の取引所を使うことにより平日であれば24時間取引ができるということになります。

これがFXが24時間取引できる理由なのですね。

投資対象としての仮想通貨の特性

さて、世界各国における株式や通貨の特性や取引時間帯を考えたついでに、仮想通貨の特性についてもう少し深堀してみてみましょう。

仮想通貨も上場して取引所で売買される

株式が東証で売買可能なのは、東京証券取引所に「上場」した企業だけです。

これと同じように、実は仮想通貨にも「上場」という概念が存在します。

ビットコインについては「仮想通貨の王様」であり、王道ですのでBinance(バイナンス)やBybit(バイビット)などの仮想通貨取引所で当然のように上場されている扱いですが、一部マイナーなアルトコインなどは取引所で扱っていないケースもあります。

これを覚えておくと、今後の仮想通貨取引がもっとスムーズに進められるでしょう。

仮想通貨トレードの現実

売買の活発さは世界の拠点によって異なる

FX取引経験がある方なら「ニューヨークタイムに相場が大きく動く」といった話を聞いたことがあるし、経験則でも理解していると思います。

一口に24時間取引できると言っても、売買の活発さは時間帯によって異なり、これはトレーダーの損益にも直結します。

この活発さの度合いが異なる理由は、世界各国の株式市場の運営時間帯や、「米国株は世界で一番強い」などの内容から理解できると思います。

仮想通貨、ビットコインはニューヨークタイムに最も強く変動する

仮想通貨、ビットコインはNYタイムに一番ボラティリティが高いと言われていますし、実際に私の経験上においてもその通りです。

NYタイムとは、先述の通り米国のニューヨーク拠点の株式取引時間帯を中心とした21時から翌朝5時ぐらいの間です。この期間に、仮想通貨やビットコインは活発に取引が行われ、特にトレンド方向の値動きが大きくなります。

この理由は、世界で最も力の強いアメリカ(US:United States)の現地人の機関投資家にとっての日中勤務時間帯がいわゆる「ニューヨークタイム」だから、です。

最も大きなお金を動かす人たちが売買する基本的な時間帯が日本時間の21時から翌朝5時なのですね。

まとめ

仮想通貨、ビットコインは24時間トレード可能で、最も盛り上がるのはNYタイムの21時から翌朝5時です。

日本でスイングトレードするなら21時から24時の間に売買し、その結果を翌朝6時から7時に確認するような動きが基本になります。これが理由でいわゆる「おはギャー」という言葉や現象が起こるわけですね。

寝てる間に現物やデリバティブのロングが大きく値下がりし、翌朝「おはギャー」となるわけです。逆に、寝て起きたら大幅な価格上昇が起きており、「寝ているだけでビットコインの価格が上がっている」というTVで見たことあるインタビューの現象が起きるのですね。

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